まさにジャンク 「星空」~トリック☆スター~ (誠一三上) 忍者ブログ
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あの人は一生、満足という感情を知らずに生きていくんじゃないかと、ふと思った。

空にはいっぱいの星だった。
「三上」
まるでうめくように発せられた声に顔をむけると、呼んだはずの当人はその視線から逃れるようにごろりと寝返りを打った。さっきまで仰向けに寝ていた白いTシャツの背中には、芝生の残骸が無造作に張り付いている。
湿気を含んだ重たい空気が、辺りをのっそりと漂っていた。
「俺、実は宇宙人なんだ」
「……笑えないっすよ、先輩」
たっぷり一呼吸ためてからクソ真面目に眉を寄せると、誠一は呆れたように大げさなため息をもらした。
「ユーモアのカケラもない男だな、おまえは。話し合わせるくらいしろよ、話が先にすすまねえじゃん」
「……、へ、へ~、宇宙人なんですか!」
「死ね」
「……」
三上は傍らの誠一にならってごろりと仰向けに草の中に倒れこむと、鼻の奥を新緑の香りが一杯に満たすのを待って深呼吸をした。
「…部屋もどれよ」
空に視線を固定させたまま、ひどく面倒くさそうに誠一が言った。彼の背中に張りついたままの草の残骸が、妙に現実味を帯びていた。
「……」
「なに、シカト?」
「先輩、俺、先輩が星に詳しいことなんて知らなかったです」
「だろうね、だって俺、お前に何も言わなかったし」
つうかそんなこと聞いてねえし。苦笑した誠一の肩がかすかに揺れるのを認めて、三上はゆっくりと視線を再び夜空にうつした。


「なあ、星は生まれた時から、その質量によって一生の道がきまっているんだってさ」
突然ぽつりと呟いた誠一の言葉に正直なところ反応のしようがなくて、三上は曖昧な相槌を打った。けれど今度は三上の反応など端から期待していなかったかのように、誠一は構わず後を続けた。
「…だから、重い星ほど明るく輝くけれど、寿命は短い。常に輝いていなければいけない分、エネルギーを多く使わなきゃなんないんだろうね。そして、人間の一生も星の一生と似たようなものだと俺は思うよ。というよりも人間の一生が星のそれに似ているのかもな?もともと俺らの構成要素は宇宙からきてるわけだし」
まるで独り言のようにそこまで一気に言ってから、ようやく息をついた。
「三上」
「はい?」
「…誠二を、よろしく」
耳に届いたその声が貸すかに揺れるのに気づいてしまって、その途端、思わずそれから逃げるようにぱっと立ち上がった。条件反射だった。
誠一が無表情に顔をあげる。
「三上、俺は多分、お前が思ってるほどすごい人間じゃないよ」
「黙ってください」
なんだか唐突に苛立ちが募って、誠一の言葉を全否定でもするかのように吐き捨てた。そしてそこから立ち去るべくくるりと彼に背を向ける。その勢いのまま足を踏み出そうとして、けれど途端、体がふわりと宙に浮いた。誠一に足を引っ掛けられたのだと気づいたのは、大げさな音を立てて芝生の上に倒れこんだ瞬間だった。
「俺、お前のそういうとこ好きなんだけど」
……気が変わった。
思いっきり打った体の痛さに身悶えている三上の上に圧し掛かりながら、誠一はひどく楽しそうに笑って言った。

その表情にその場しのぎの安堵を覚えたことに、そののち何度も後悔を覚えた。
 





*
誠一が天体オタクで、それに影響されて三上も星とか天体に詳しかったらよろしいな~よろしいよな?(念押し)と思ったついでに中田の引退にことよせて(???)誠一の引退をからめたかったはずが、またもや意味不明になってしまいまし、た、ガハハ!なんか久しぶりに誠一を…ていうか三上もか?書いた気がする…むむむむずかしい
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