まさにジャンク 秘書(誠一)×専務? (誠一三上) 忍者ブログ
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 複雑に絡まった糸は、例えば賢明にそれを解そうとしたって、大抵の場合途中で断念する。つまることろ、一度からまってしまった糸はよほどの奇跡がない限り、ほぐれることはないのだ。  
 おそらく、絶望的な勢いで。
いつからこんなことになってしまったのだろうか。
 まるで他人事のようにそう考えている自分に辟易する。
 少なくともその片棒を担ったのは俺で、そしてその頃俺は何も考えてはいなかった。そのツケが、今になって回ってきている。そういうことなのだ。
 だから、この人を憎むことはしたくない。
 …キレイ事だな。

「…三上」
「、ッハイ」
 はっとした。慌ててエレベーターの壁によりかかる誠一を見上げると、冷笑を返された。そしてその瞬間、ひどい後悔を覚える。この人といる時に上の空なんて、どうかしている。
「他の事考えてる余裕あんの?」
 先刻よりワントーン低い声で問われて、三上は内心冷や汗を掻いた。
「すみません、あの、例の会議の件ですよね」
「……」
 しまった、と思った。咄嗟に浮かべた愛想笑いを、誠一は見透かしたように視線を外した。
「三上」
「…、はい」
 足元に視線を落として、渋面を作る。たとえエレベーターの中であっても、二人きりになる時間を作ってしまったのは俺のミスだ。
 チン、という微かな音が響いて、エレベーターがとまる。思わずほっとして顔をあげたけれど、おそらくそれが、今日三上が犯した最大で、そして最悪なミスだった。誠一が降りる、そう思って我知らずほっとしたのもつかの間、次に続く誠一の言葉に瞬間、凍りついた。
「降りろ」
 従うしか選択枠のないことが、三上の体には十分に刻み付けられていた。言われるままに、エレベーターを降りる。背後でエレベーターの扉が完全に閉まる音がして、今度こそ三上は泣きそうになった。それでもほとんど無意識に、前を行く誠一の背を追った。
 今日は渋沢が外出しているのが幸いだったと、なんとか平静を保とうとしてそんなことを思っている自分がひどく煩わしくて、余計泣き出したくなった。


 社長室というプレートのつけられたドアを開くと、小雨の降るせいで白みがかった都心の景色が目の前に広がった。その部屋の主は、不在だった。わかってはいたことだけれど、そっと胸をなでおろす。
 誠一は何の躊躇もなく中央に置かれた机の前の、黒い革張りのイスに腰を下ろした。
 三上は入り口に立ちすくんだまま暫く葛藤して、けれど誠一の刺す様な視線に押されるようにして近寄った。
 慣れた動作で、誠一の足元に膝をつく。
 何を要求されているかはわかっていた。彼が何か言葉を発する前にそれをはじめなければ、さらにひどい仕打ちを受けることもわかりきっていた。損得を無意識に計算してしまう自分の頭が今はひどく憎らしい。
 動揺を悟られないようにして、ゆっくりと手を伸ばす。
「…失礼、します」
 ジッパーを下ろすその前に、許しを請うようにそう呟いた。誠一が、ふっと鼻で笑う気配がした。
「なに、お前そんなに俺のやつ舐めたいの」
 手が、一瞬止まった。
 屈辱に震える手をなんとか押しとどめて、絞りだすように返事を返した。
「…は…い」
 その瞬間、ガンッという音がして、気づけば自分が床に叩きつけられていた。誠一に蹴られたのだと分かったのは、顔の側に絨毯があることと、誠一の足の位置が僅かにずれているのを見たときだ。
「三上」
 三上は床に這いつくばったまま、恐る恐る顔をあげた。誠一は、いつもの、仕事の時に見せる有能な秘書の穏やかな微笑みを湛えて、三上を見下ろしていた。
「ふざけないでください」
 ぎょっ、とした。
 本能的に危険を感じて、三上は後ずさった。
 そして三上がありったけの謝罪の言葉を並べるその前に、誠一は顔に張り付かせた笑みを一瞬のうちに消し去った。そして、一転、ひどく不機嫌な声で彼は続けた。
「…俺にばれないとでも思ってんの?おとなしく従ってれば痛い目みないだろう、とかそんな底の浅い計算してんだろ?…あめーよ」
 周りの空間にあるもの全てが、さーっと後方に流れていくような感覚を覚えた。蒼白になった顔を、隠しようもなく誠一を見上げる。
「…まあそんなに怯えんなって、今日は可愛がってやるから」
 言葉の調子とは裏腹にひどく残虐な笑みを浮かべて、誠一が言った。
 覗きこまれた瞳の向こうに、底の知れない絶望を見た気がして三上はその場に凍りついた。






*
誠一(秘書)×三上(専務とかでいいんじゃない)です。
下書きを整理してたら発見したので載せてみる、が!いろいろひどいので、え~…いろいろヒドイです…ヽ(´ー`)ノ
EROはあるようでないです。
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