×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「…一応言っとくけどさ、さっき俺に反抗したこと許してないからな」
誠一が、顔を上げた。そうとは意識せずに、三上は足を一歩後退させる。
「は、なにそれ…」
「お前ってほんと馬鹿だよなあ、表だったら俺に対抗できると思ってるんだから。後でまた後悔することになるって、何でわかんねえの?学習しろよ」
まあ、そこが面白いんだけど。と言って、誠一が側の椅子を引き寄せる。ギシッ、とさび付いたスプリングが嫌な音をたてる。
「テスト、探さないと…」
「残念、もう見つかりました」
誠一が、机の上の紙をぴらりと摘んで振ってみせる。背筋を一筋汗がつたったのは、唐突に変わったその場の雰囲気を感じ取ったからだ。
誠一はテスト用紙をひらりと紙の山に戻しながら、おいで、と低い声で言った。
「待たせるな。3秒数える内にこなかったら、これ入れるぞ」
三上はほとんど条件反射で床を蹴った。これ、といって持ち上げたその物体の使い道を、考えただけで悪寒がする。
「合格」
誠一は満足そうにそう言って、手にしていた試験管をもう片方の手にパシリと音をたててもち変えた。
「ここに座れ」
椅子に座ったままの誠一が、目の前の机をさす。
ああ、と思った。いつも誠一が何を考えているかなんて全くわからないけれど、この時だけはわかってしまう。それは残酷でしかないのだけれど。
重い足取りで誠一の前までくると、よじ登るようにして机に座った。投げ出した足で、誠一を蹴り上げたい衝動をなんとかして堪える。
誠一が、何かを命令しようとして、けれど一瞬思い直したように立ち上がった。
誠一の指が、肩に触れる。この先の行為を思って震えるからだは、決して期待からなどではない。長く綺麗な指が自分のベストのボタンを思いのほか丁寧に外していくのを、三上はなす術もなく見ていた。最後のボタンを外し終えた手は、そのまま白いシャツの生地を滑って上へと戻ってくる。その意図を察して、三上は僅かに体を強張らせた。
「…ッ!」
指は、三上の胸のあたりでくるくると円を描く。少し伸びた爪の先が、偶然のように、けれど明確な意図を持って中心を掠る。シャツが敏感な場所に触れて、全身がぞわりとした。
「この間弄りすぎて血が出ちゃったけど、治った?」
「…やめっ、ろっ…!」
「もしかして、服がすれただけでも感じちゃうとか?」
前に、誠一に触れられたときの悪夢が脳裏に蘇る。まるでたった今、その責めを受けていると錯覚するほどに鮮明に。
それだけはやめてほしい。必死な思いで誠一を見ると、
「…この間は結局イケなかったから、もう一度やってみようか」
ひどく残忍な笑みで、誠一が笑った。
「くっ…、ッ」
不意に人差し指と親指の間で固くなり始めた、けれど柔らかいその場所を挟まれる。全身の血が、その場所に一斉に密集していくような感覚がした。暑い。息苦しい。悔しい。誠一の指は彼の自負するところに忠実で、器用に性感をひきずりだしていく。
誠一のもう片方の手が、シャツの上を滑るようにして降りた。
小さく、息を飲む。
「まてっ、」
誠一が、顔を上げた。そうとは意識せずに、三上は足を一歩後退させる。
「は、なにそれ…」
「お前ってほんと馬鹿だよなあ、表だったら俺に対抗できると思ってるんだから。後でまた後悔することになるって、何でわかんねえの?学習しろよ」
まあ、そこが面白いんだけど。と言って、誠一が側の椅子を引き寄せる。ギシッ、とさび付いたスプリングが嫌な音をたてる。
「テスト、探さないと…」
「残念、もう見つかりました」
誠一が、机の上の紙をぴらりと摘んで振ってみせる。背筋を一筋汗がつたったのは、唐突に変わったその場の雰囲気を感じ取ったからだ。
誠一はテスト用紙をひらりと紙の山に戻しながら、おいで、と低い声で言った。
「待たせるな。3秒数える内にこなかったら、これ入れるぞ」
三上はほとんど条件反射で床を蹴った。これ、といって持ち上げたその物体の使い道を、考えただけで悪寒がする。
「合格」
誠一は満足そうにそう言って、手にしていた試験管をもう片方の手にパシリと音をたててもち変えた。
「ここに座れ」
椅子に座ったままの誠一が、目の前の机をさす。
ああ、と思った。いつも誠一が何を考えているかなんて全くわからないけれど、この時だけはわかってしまう。それは残酷でしかないのだけれど。
重い足取りで誠一の前までくると、よじ登るようにして机に座った。投げ出した足で、誠一を蹴り上げたい衝動をなんとかして堪える。
誠一が、何かを命令しようとして、けれど一瞬思い直したように立ち上がった。
誠一の指が、肩に触れる。この先の行為を思って震えるからだは、決して期待からなどではない。長く綺麗な指が自分のベストのボタンを思いのほか丁寧に外していくのを、三上はなす術もなく見ていた。最後のボタンを外し終えた手は、そのまま白いシャツの生地を滑って上へと戻ってくる。その意図を察して、三上は僅かに体を強張らせた。
「…ッ!」
指は、三上の胸のあたりでくるくると円を描く。少し伸びた爪の先が、偶然のように、けれど明確な意図を持って中心を掠る。シャツが敏感な場所に触れて、全身がぞわりとした。
「この間弄りすぎて血が出ちゃったけど、治った?」
「…やめっ、ろっ…!」
「もしかして、服がすれただけでも感じちゃうとか?」
前に、誠一に触れられたときの悪夢が脳裏に蘇る。まるでたった今、その責めを受けていると錯覚するほどに鮮明に。
それだけはやめてほしい。必死な思いで誠一を見ると、
「…この間は結局イケなかったから、もう一度やってみようか」
ひどく残忍な笑みで、誠一が笑った。
「くっ…、ッ」
不意に人差し指と親指の間で固くなり始めた、けれど柔らかいその場所を挟まれる。全身の血が、その場所に一斉に密集していくような感覚がした。暑い。息苦しい。悔しい。誠一の指は彼の自負するところに忠実で、器用に性感をひきずりだしていく。
誠一のもう片方の手が、シャツの上を滑るようにして降りた。
小さく、息を飲む。
「まてっ、」
PR