まさにジャンク 捨てられるかもしれない(藤三) 忍者ブログ
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「先輩、空飛びたいと思いません?」
「思いません」

ちぇ、と口を尖らせてからぐっと上体を反らせ空を仰ぐ藤代を横目で見て、三上も同じように空を見上げた。広がるのは青い、そして少しくすんだスカイブルー。
「あ~、空飛びたい」
傍らで呟かれた、少し悔しさが滲んだその言葉に三上は思わず視線を戻した。けれど藤代は何事もなかったようにただひたすら空を見上げている。初めて飛行機を見た少年のような、真っ直ぐな瞳のそのむこうに広がるのは、自分の目にうつる空と同じ色なのだろうか。ふとそんな疑問が浮かんで、思わず口にしかけて馬鹿馬鹿しいと思いなおした。けれど開きかけた口がなんとなく落ち着かなくて、思ってもいない言葉を代わりに呟く。

「飛べんじゃねえの、いつか」

そして次の瞬間、藤代が少し驚いた顔で振り向くのだ。

なんでもない日常の、なんでもない思い出。いつの出来事だったかなんて、もうとうに忘れてしまった。けれど空を見上げればいつも思い出されるのはあの時の、スカイブルーと藤代の顔で。それが何故なのだろうとか、考えたことはなかった。
けれど今、たった今、それが分かった気が、して。
「…うそだろ…、」
呆然と見下ろした視線の先、蛍光灯の光に反射しててらてらと光る見知った顔が、満面の笑顔で自分を見返している。見知った顔。ただ一点違うのは、この笑顔が、その他大勢の人にむけられた表情だ、というそれだけのこと。
雑誌の記事を目で追えば、藤代が来期からスペインのクラブチームに移籍すること、それから、
「…先輩、ごめん」
抑揚のない、ただ癇に障るだけの声が耳の奥に響いた。それはあまりにもいつもの、そういつもすぎる声音でそれがよけいに焦燥感をつのらせる。背中あわせのソファに、背中あわせに座った相手の表情がわからないのがせめてもの救いだった。この動揺を藤代にみせるのはプライドが許さない、と崩れ落ちそうな理性を辛うじて繋ぎとめる。
「…なに…が」
全身全霊の力を込めて平静を装って発したはずの声は、語尾が掠れた。加えて、小さく笑う藤代の気配。
(―――死ね)
押し込められない感情が、肩をふるわせる。握り締めた拳は、もうとうに限界を超えていた。
わかっては、いた。いつかこういう時がくるのだろうと。


------
続く(?)
 




*
中途半端~!この先にっちもさっちもいきません。なので投げ出すよ~!
ちなみにこれ、藤←(熱愛)三 なんだけど、藤の海外移籍が決定して~、そんでもってそれと同時に藤は結婚するわけなんですけど、三上はそれを知らされていなかった上に雑誌を読んでその事を始めてしった、っていうものっそショッキングな状況であります(萌!)そして場所は無駄にコインランドリー(洗濯が終わるのまちながら、夜のコインランドリーで背中あわせに椅子に座ってるのとかいいっすよネ~!)なんですけど、この時点でまったくわっかんネー!いみネー!
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